ザウルス用USB充電アダプターの製作
    USBポートから充電するアダプター
     SL-C700のバッテリーは通常の使用では一日一回程度充電すれば十分に使えると思います。しかし私の場合出張が多いので、ACアダプターを持ち歩かないと数日間充電できないこともしばしばあります。ACアダプター自体だいぶ小型化されたとはいえ、常に忘れないように気をつけるのがめんどくさいし、もう一個購入しようにも価格が高い・・・。
     SL-C700のACアダプターの出力電圧はDC5Vですから、パソコンのUSBポートからの出力電圧と同じ値です。USBポートを利用した充電アダプターが製作できれば、純正よりも更に小型化した充電アダプターを常に持ち歩くことが可能になります。
     注意
    ハードウェアの改造を行う場合はあくまであなた個人の責任で行ってください。改造を行った結果ザウルス本体・バッテリー・パソコン等が破損したり、異常過熱による火災等が発生しても当方では一切責任を負いかねます。言うまでもありませんがメーカーや販売店の補償についても範囲外となります。
     
    コネクターの用意
     USBポートに差し込むコネクターを用意します。秋葉原のパーツショップなどで「USBオスAタイプ」という名称で売られており、値段はだいたい200円〜400円くらいです。ただしパーツとして売られているものは組み立て方の説明書きなどは一切入っていないうえ、一度組み立てると分解がしづらい構造になっています。初めての時は予備を含めて数個購入しておいた方が良いでしょう。USB端子と出力の関係は右図の通りです。
     ザウルスに差し込むほうのコネクターはパーツショップにザウルスを持ち込んでぴったりと合うものを購入します。コネクターの真ん中につながる端子にプラス。外側につながる端子にマイナスのリード線を接続します。

    USBコネクターへの接続
     適当なケーブルを好きな長さに切断し、USBコネクターの端子にハンダ付けします。次にケーブルに結び目を一つ作ります。この結び目をUSBコネクターのお尻の細くなっている部分にはめ込むことで、ケーブルが引っ張られて抜けるトラブルを防ぐことができます。結び目は小さすぎると意味がありませんし、大きすぎるとフタが出来なくなってしまいます。ちょうど良い結び目を作れない場合はホットメルトなどで接着するのも良いかもしれません。
完成
    USB充電アダプター
     完成したUSB充電アダプターです。ケーブルはあまり長くない方が他のケーブル類と絡まずに使いやすいのです。

    動作チェック
     ザウルスのバッテリーを空の状態にしてからUSBアダプターパソコンに接続し、画面を消した状態で満充までの電時間を調べたところ、純正アダプターと同じ約二時間半で充電が完了しました。
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