※私の会社の規定ではホテルは1泊8,000円以内(おつりはもらえる)となっている為、そのクラスのビジネスホテルを想定してまとめています。














モバイルのための条件
     
    電話はモジュラージャックタイプか?
       ホテルの条件としてはある意味もっとも重要なことかもしれません。一昔前であればインターネットに接続するためには、ホテル側が既存の建物に追加で有線LANの回線を敷く必要があり、全部屋に回線を敷くには膨大な費用がかかりました。しかし今は無線LANの設備を追加するのであればそれほどの費用はかからないはずですから、ホテルの新旧・大小にかかわらず、「当然の設備」として考えて良いと思います。有線にしろ無線にしろあるのは当たり前で、「わかりやすい設定マニュアルが完備されているか」といったところがポイントでしょう。
    コンセントはたくさんあるか?
       出張で持ち歩く機器で、充電を必要とするものはたくさんあります。パソコン、PDA、携帯電話、電気カミソリ、デジカメの電池・・・ 。一度に全てを充電しないにしても、コンセントは2箇所以上欲しいものです。

    ビジネスコーナーはあるか?
       ビジネスホテルで時々見かけるのがビジネスコーナーです。あまり利用している人を見かけないのですが、宿泊前から「あのホテルにはビジネスコーナーが有る」といくことがわかっていると、交通機関の関係などで早めの時間に付いてしまう場合に時間を有効に使えます。
       ホテル側からすれば維持管理に手間と費用がかかるのだと思いますが、ビジネスコーナーがあるといざとうときに便利です。ビジネスコーナーというほど充実していなくても、フロント付近にインターネットに接続しているパソコンとプリンターがあるだけでもかなり役に立ちます。

    ビジネスコーナーの一例
    コピー・FAXは使えるか?
       たいていのホテルには機器自体は存在します。しかし問題はその使い勝手です。悪い例では以前泊まったホテルで、コピー機を借りようとしたらビニールのカバーがかかっていて、数ヶ月は使っていないといった感じのところがありました。コピーの方はともかくとしても、FAXはフロントに頼むと送信終了まで異常に時間がかかったり(着信したか確認しているらしい)なぜか受信でもお金(紙代?)を取られたりする場合があります。FAXはコインFAXがベストだと思います。
    照明設備は?
       ホテルの部屋の照明ってどうしてあんなに暗いんでしょうか?というか明るくできないんでしょうか?仕事をしようってときに困ってしまいます。机のところに蛍光灯が一本あればいいんです。暗い方が良い場合は消しておけばばいいわけですから。ホテルによってはスタンドを貸し出してくれる場合もありますが、そもそも備え付けの机が小さかったりしては意味がありません。ビジネスホテルで蛍光灯がさんさんと輝く部屋に入ると「このホテルは客のことを良く分かってるな」と感じます。
    このページのトップへ
安らぎの為の条件
    大浴場・サウナはどうか?
       やはりこれが有ると無いとではリラックスの度合いが違います。大浴場やサウナがあるホテルは実に安らげます。ただし「大浴場」とは名ばかりで、実はやっと2人くらいが入れるだけの「ニセ大浴場」だったりするとガッカリです。
    ユニットバスの場合
       大部分のビジネスホテルでは各部屋にユニットバスが設置されています。ユニットバス自体はどこのホテルもそう変わらないのですが、シャワーノズルを固定する金具がすり減っていてノズルがきちんと固定できないとか、逆にノズルが壁面の上の方に完全に固定されていてお尻などが洗いにくいといった不具合がときたまあります。あと、排水口のパイプ内が汚れていると、シャワーのお湯を流したとたんイヤな臭いがしたりします。時々でよいので専用の洗浄剤で清掃しておいてもらいたいものです。
    安全性・防災設備はどうか?

    ↑これでは逃げられない!
     最も重要です。非常階段や消火器の位置は必ずチェックしましょう。非常口の扉はおそらく防犯上の理由で簡単なカギがかけられていることが多いようです。いくら簡単なものでもいざ火事になった時には慌ててしまってカギに気が付かなかったりするかもしれません。ホテルによっては一部の非常口が階段ではなくてモンキータラップだったりする場合や、普段は宿泊客が普通の階段として利用しない構造だと非常階段の踊り場が荷物置き場になっていたりします。最近のビル火災でも避難路の階段に物がたくさん置いてあったことが問題になっていましたが、今まで私がチェックした範囲では、客の目に付かないタイプの非常階段に物が一切置いてないホテルはむしろ珍しいほうです。写真のようにほとんど通路を塞いでいる例は論外として、小さな荷物でも非難時に階段でつまづいたりしたら大変危険です。必ず下見をしておきましょう。
    壊れている設備は無いか?
       物入れの扉の取っ手など、ちょっとしたものが壊れているだけで「ボロイなぁ」という印象を受けるものです。特にユニットバスのシャワーノズルを固定する金具が壊れていてしっかり固定できないのは困りモノ。毎日使う設備が壊れているようでは、はたして緊急時に使う防災設備などは大丈夫なのかと疑ってしまいます。逆に例えば時計が壊れていてもそれを明記して目覚まし時計などが置いてあれば及第点は与えられます。
    禁煙ルームはあるか?
       禁煙ルームでないからといってべつに煙が渦巻いているわけではありませんが、部屋に入った瞬間、しみ付いているタバコのニオイを感じることがあります。5分もすれば慣れてしまいますが、あえて禁煙ルームが用意してあるホテルに出くわすとその心遣いがウレシイのです。
       インターネットで予約する際に、禁煙・喫煙の選択が無い場合や、予約時点で禁煙ルームが満室の場合でも、氏名の欄に「○○太郎できれば禁煙」と入力しておくと、ホテル側が配慮してくれることが多いです。
    エアコンの調子は良いか?
       エアコンがあるのは当然として、問題はその「調子」です。よくあるのがエアコンのスイッチを入れると音がうるさくて眠れないとか、どう調節しても涼しくならないとか暑すぎるとかいったパターンです。
      一番困るのが寒冷地にもかかわらず、深夜になると自動的にエアコンが切れるようになっているホテル。寒くて眠れんゾ〜!
    テレビはどうか?
       アダルトビデオが有料なのはいいとして、(←無料ならなお良いですが(^o^))普通のテレビ番組を見るのにお金を取るところがあります。よくわかりませんがアレは著作権とかの問題はないんでしょうか?。そのうえそういうセコイホテルに限って映りが悪かったりするからもう最悪です。逆にホテルの割には大画面のテレビや、我が家ではまだ導入していない平面ブラウン管テレビなどにお目にかかるとちょっと得をした気分になってしまいます。
       おもしろいのがホテルα-1グループのビデオ貸し出しサービス。有料ですが(以前は無料だったが、著作権関係の問題が生じたらしい)普段はあまり見ようと思わないB級作品や、けっこう最近の映画とかもあって楽しいのです。他のビジネスホテルでも近くのレンタルビデを店と契約して似たようなサービスを始めたらおもしろいと思います。
    自動販売機は?
       自販機はできれば各階にあればベストです。理不尽なのがホテル内であるからといって料金が上がっていること。同じ料金設定にすればコンビニで買って来たりしないのに・・・。
       冷蔵庫も同様です。最近増えてきているのが冷蔵庫があっても中はカラッポ、つまり宿泊客がコンビニで買ってきたものを自由に入れておけるというもので、これは一番気が利いていると思います。
    静粛性は?
       駅の近くのホテルは確かに便利なのですが、近すぎて駅の騒音(業務用のチャイムとかが深夜まで鳴っている)が響いたりすると困りモノです。
       近くの客室でウルサイ客がいるときなどは遠慮無くフロントに電話して対処してもらいましょう。
    このページのトップへ
その他の条件
    わかりやすい場所にあるか?
      初めて行くホテルの場合はあらかじめFAXなどで案内図を送ってもらいましょう。ここで問題なのが、その案内図に近くの観光名所などを書きすぎていて、その結果どれもこれも字が小さくてFAXでは判別できないというパターンです。
      案内図はわかりやすく、そして昼でも夜でも目立つような目印(コンビニやガゾリンスタンドなど)を中心に作成して欲しいものです。
    駐車場は十分か?
      ホテルの立地条件によって駐車場が有料なのはしかたがないとして、駐車場関係で良くないのが以下のパターンです。
      1、有料駐車場と契約しているが、その有料駐車場がホテルから遠かったり、立体駐車場で結果的に車〜ホテルの距離が長い。。
      2、案内図などを見てもホテルと駐車場の位置関係、特に駐車場の入り口がどの通りに面しているのかがわからない。
      3、台数を稼ぐ為に1台当たりのスペースがやたらと狭い。
    繁華街は近いか、案内はあるか?
       出張に行ったらやはり地元のおいしいものを食べたいものです。ビジネスホテルのレストランはほとんどがイマイチですし、コンビニで買い物をしたい場合などもあるので、やはり繁華街が近くにある方が便利です(私の場合変わった看板も探したいし)。ホテルの方で「飲食店マップ」みたいなものを用意してあるとGOODです。
    駅からの距離は?
       歩いて行ける距離にあるのが基本ですが、中途半端なのが困りモノ。通常ならばなんとか歩いて行けるが、今日は雪が積もっていてキツイ、でもタクシーだと1メーターだし・・・。なんて場合です。まぁこれはホテルの責任じゃありませんが・・・。
    宅配便は?
       宅配便が使えるのは当たり前。問題は箱が用意してあるかです。コンビニなどから荷物を送る場合でも以外と調度良い大きさの箱がないのです(缶ジュースの箱ばかりなので)。ホテルでも宅配業者から購入しているので有料(だいたい100〜200円が多い)ですが、2〜3種類の箱が用意してあると便利なのです。
    こんなサービスがあればいいなぁ
      1、長靴貸し出しサービス
      雪国では長靴でお客さんを訪問するのはごく自然なことです。しかし東京からスーツに長靴スタイルで新幹線に乗るのはちょっと気が引けます。かといって荷物として持って行くにもかさばります。ホテルで長靴を貸していただけると非常に助かるのですが・・・。
      2、プリンター貸し出しサービス
      最近はカラープリンターでもかなり安くなっています。ホテルでパソコン用のプリンターを貸していただけるとなにかと便利だと思います。(モバイル用のプリンターが数社から発売されていることからも需要はあると思う)ホテル内に「○○キャンペーン中」とか「○○サービス始めました」とかいろいろ張ってあるので1台有ればホテルの業務にも結構使うんじゃないかと思いますが?
    洗濯物はどうするか?
      同じホテルに連泊するのであれば、クリーニングサービスを利用すると着替えを少なくして荷物を減らせるので便利です。しかしもっと便利でお得なのがコインランドリーです。ホテル内にコインランドリーコーナーがあれば部屋でテレビを観ている間に洗濯と乾燥ができますから、連泊しなくても利用できるわけです。しかも同じ料金で一度にたくさん洗濯できるので料金もお徳です。洗濯機や乾燥機の操作の仕方は機械に書いてありますから、私のように普段自分で洗濯をしない人間でも十分使えます。アイロンの必要が無い服はぜひコインランドリーで洗いましょう。
    このページのトップへ