交通費で得しよう
宿泊費で得しよう

出張費を浮かせばそれだけ美味しいものを食べれたり、モバイル機器の購入費にあてたりできます。出張費を浮かせた分は必ず帳簿をつけて管理しましょう。なにしろ”財テク”ですから帳簿で確認するとしないとでは結果が全く違ってきます。
交通費で得しよう
    　「とれんたくん」を使いこなす。

      　JR東日本で駅レンタカーと特急キップを同時に予約する「とれんたくん」を利用するとかなりの割引が受けられます。
      　乗車券は２０％引き、特急券は１０％引きになります。この割引率だと一回の出張でかなり飲み代の足しになります。それになんといってもレンタカーの営業所が駅に隣接した場所にあるので歩かなくて済みます。
      　また常連になるといろいろ融通が利く場合があり、例えば翌日の朝イチからの予約でも、「今日はもうホテルまで行くだけなんだけど・・・」と言えば料金はそのままで前の日の夕方から貸してくれる場合もあります。この前日借りの裏ワザのコツは、必ず営業所の翌日の営業開始時間から予約することです。こうすればたいてい前日の夕方までには車の用意ができていますし営業所の人も朝イチの忙しい時間の仕事を分散できるからです。（注：前日借りは営業所によって不可の場合もあります、営業所のリストと営業時間はJR東日本のサイトを参照下さい）

      　とれんたくんで予約する場合は、JRの窓口で予約すると異常に待たされます。JRの職員がとれんたくんについての知識に乏しくしばしば端末の操作がわからなくなるのと、１週間以上前に予約しないとわざわざレンタカー事務所に電話して希望のクラスのクルマが有るか確認しているからです。レンタカーは車種指定していない限り該当のクラスが無ければ一つ上のクラスを貸してくれるのが慣例になっているのになぜいちいち確認するのか疑問です。そのうえレンタカー事務所が小さいところでは洗車中で誰も電話に出なかったりととにかく時間がかかり、待たされるは後ろに行列ができるはで散々な目にあいます。JRの窓口を利用する場合の利点は、JRの職員が知識に乏しいので複数での利用でバラバラの旅程にもかかわらず全員が割引を受けられる場合があったり（本来は同一旅程で無いとダメ）帰りの予定が予想外に早まったときに指定券の列車を時間の速い電車に変更してもらえる場合がある（本来は一切変更できない）ことです。（もちろんダメな場合もあります）
      　だいたいJRは割り引きキップの種類が多いのは良いのですが、どれもこれもいろいろと制約があって、結局どれもよ〜く説明を読まないと使えるのか使えないのかワカラン！
      　私は基本的に会社の近くの旅行代理店にFAXで予約手続きをしています。

      JR東日本
      http://www.jreast.co.jp/
      JR駅レンタカー
      http://www.ekiren.co.jp/


    　「えきねっと割引」を利用する。

      　 JR東日本のサイト「えきねっと」で指定席の予約を行うと、東北、山形、秋田、上越、長野の各新幹線の特急料金が割引になります。オンラインで予約を行い、主な駅に設置してある指定席券売機で受取りをする際に自動的に割引されるシステムです。 割引額は利用距離に応じて変わりますが、例えば東京〜秋田間では700円の割引になり、ポイントも付くのでかなりオトクです。
      　例によって他の割引との組み合わせはできませんので、レール&レンタカーなどを利用しない場合はこちらがオススメです。

      えきねっと
      http://www.tabi.eki-net.com/

    　金券ショップで安いチケットを購入。

      　会社の近所にチケットショップがあればのぞいてみましょう。電車のキップなどは行き先が合う物が無かったり、有ってもそれほど安くないのですが、ハイウェイカードなどはほとんど必ずあります。
      金券ショップについてはこちらのサイトも参考になります。
      http://www.sodan.org/~swa/fare/kinken.html


    　クレジットカードでキャッシュバック

      　一般的なクレジットカードのサービスは「どうしてここまでサラリーマンを無視するか？」と思うようなものばかりです。”ポイント”はかなりためてもたいしたプレゼントは無いし、”会員御優待割引”のホテルは元々の料金が高い豪華ホテルばかり。こういったサービスはどの程度利用されているのかはなはだ疑問です。
      　そこで重要なのは、クレジットカードはポイントに応じてキャッシュバックサービスがあるものを使うことです。キャッシュバックサービスの場合、毎月の請求額からキャッシュバック分が引かれるのが普通ですから、めんどうな手続きもいりません。
      　問題はどうやってポイントをためるかです。個人で毎月何十万円も使えるなら苦労しませんが、そんな裕福な人はこのコーナーを読んでいないでしょう（笑）。しかし出張族にとって毎月出張に必要な交通費・宿泊費を考えると案外ポイントはたまるものなのです。特に出張に上司や同僚などが同行する場合は全ての切符を自分で手配すれば、交通費が二倍になりますからポイントがたまりまくりです(^.^)。もちろん会社の車を使用したら積極的に給油しましょう。
      　JR東日本の窓口ではオレンジカードやイオカード、回数券類はクレジットカードで購入できない（すごく不便。しかもVIEWカードのみはOKとか、インターネットで購入した特急券の引取りといっしょなら良いとか、あいかわらずわかりづらい！）ことになっているのですが、一部の大きな駅のびゅうプラザの窓口や地方の駅ではオレンジカード、イオカードがクレジットカードで購入できたりします。JR北海道・JR九州は窓口でのオレンジカードの購入が可能です。JR西日本は不可、JR東海と四国は不明です。
      　ハイウェイカードは通常クレジットカードでは購入できない場合が多いのですが、カード会社によってはカード会社の窓口やカード会社が運営するネット通販では購入できたりします。
      　この”カードによる財テク”のミソは、会社関係の買い物でポイントが追加でき、そのポイントでキャッシュバックが得られるだけでなく。割引切符やハイウェイカード、メンバー制度のあるホテルでの宿泊など、既に割引サービスが含まれている商品を購入・利用することで二重にオトクになるということです。

    　回数券をホテルで購入

      　新幹線にも回数券というのがあってそれなりの割引になっています。同じところへ何度も続けて出張したり、あるいは大勢で出張する場合は一冊使い切れるのですが、なかなかそうも行きません。回数券のデメリットは使い切ることができない点にあるわけですが、ビジネスホテルの気の利いたサービスとして、新幹線の回数券をバラ売りしているところがあります。レール＆レンタカーなどの他の割引サービスを利用していない場合には、これを利用しない手はありません。

    　テレホンカードを宿泊代に？

      　テレホンカードと言えば、かつては会社のイベントのプレゼントや、何かのお礼に時に配られる代表的な品物でした。しかし最近では携帯電話の普及もあり、ほとんど使う機会がありません。時々机の引き出しを整理していると、奥の方から何枚か出てきたりすることもあります。
      　他にも仕事の関係でもらった金券類で、自分の行動範囲にその金券を使用できるお店がないなどの理由で、使わずにしまい込んでいることは無いでしょうか？
      　そのような金券を宿泊費の一部として使用できるホテルが、ホテル東横インチェーンです。額面どおりの金額で使用できますから、金券ショップに持ち込むよりお得に利用できます。
      　詳しくはホテル東横インチェーンのホームページを参照してください。
宿泊費で得しよう
    　ホテル独自の割引サービスを活用しよう。

      　ほとんどのビジネスホテルには「メンバーズカード」などのサービスがあります。例えば１０回宿泊すると１泊分が無料になったり、宿泊以外にもホテル内のレストランの利用でポイントがついたりします。初めて行ったホテルではまずこのようなサービスについて確認しましょう。

    　もしもツインに泊まったら・・・

      　シングルルームが満室で、やもうえずツインルームに宿泊する場合もあります。そんな場合はシャンプーや歯ブラシセットなどの余ったアメニティ類を持ち帰りましょう。
      　４千円台の安いホテルだと、これらのアメニティ類が別売りになっている（しかも割高）場合も多いので、そんな時のために１set鞄に忍ばせておくのです。

    　値段の安いビジネスホテルに泊まろう。

      　初めから割り切って宿泊代の安いホテルに泊まってしまうのも手です。安い分だけ少々ボロかったり、駅から遠かったりしますが、到着時間が遅くなることが分かっていてただ泊まるだけという場合にはオススメです。

    　カプセルホテルに泊まろう。

      　もっと割り切ってカプセルホテルに泊まってしまえば宿泊代は３，０００円台で済みます。ただしカプセルホテルにはイビキをかく人がいてうるさかったり、荷物を置くスペースが少なかったりするのが難点です。
      　カプセルホテルについては「極小空間」を参照下さい。


    　「旅の窓口」で安く予約しよう。

      　インターネットからホテルを検索・予約できる便利なシステムに「旅の窓口」があります。地域・駅・値段・設備など様々な条件からホテルを検索・予約できます。ホテルによっては割り引き料金の設定をしてある場合がありますし、さらに実際に宿泊した人のコメントが読めたり、ホテルまでの地図、宿泊予定日の天気予報まであります。
      旅の窓口　http://www.mytrip.net/

    旅館や民宿に泊まる場合。

      　旅館や民宿に泊まる場合、予約時や到着時に、「○×産業(←地元の有力企業)さんの紹介でこちらの宿が良いって・・・」と一言付け加えてみましょう。この一言で夕食のメニューが一品多くなったりすることもあるとかないとか・・・

    究極の宿泊費節約術

      　究極の宿泊術、それは誰かの家に泊めてもらうことです（笑）。社内の会議などで他の営業拠点へ出張して先輩や同期の社員と飲みに行ったら、
      「オイ、おまえ今夜はどこへ泊まるんだ？」
      「いやぁ〜これからカプセルでも探そうかと・・・」
      「カプセル？そんなとこに泊まらないでオレの家へ来い」
      　な〜んて展開になるかもしれません。
      　こうなったらしめたもの、宿泊費はまるまる浮きます。相手が独身なら酔っ払って深夜の訪問でも気兼ねしないで泊まることができます。しかし家族がいる場合は奥さんがムッとしていたりする場合も多いので、後日別の出張の際に、簡単なお土産品などのお礼を送ることを忘れずに・・・。